ChatGPTを筆頭とした「生成AI」が2023年の流行語にノミネートするほどに、この1年間で「AI」が身近な存在になりました。
自由に会話をしたり、好きな画像を生成したり、文章を書いてもらったりと、様々な用途で「AI」が使えるようになり、個人の好きなようにAIを活用しているような世界が到来しました。
ここまで急速に進化しているAIですが、いまだそのスピードは留まるどころか加速しています!
圧倒的な進化速度によって情報があふれており、AIについての最新情報を集めることが難しくなっています。
そこで今回は、最近話題のAIを5つほどピックアップして分かりやすく解説します!
最近(2023年11月29日時点)SNS上で注目を集めている最先端のAIは「HyperWrite」のエンジニアがX(旧Twitter)に投稿したAIです。
実際の投稿はこちらです!
この投稿内の動画では、「Googleドキュメントに詩を書いてください」とAIに指示しただけで、自動でGoogleドキュメントを開き、ドキュメント内に詩を書いています!
たった一言の指示で、AIがPCを自動で操作しています!
このAIは、画面上のマウスの位置を理解した上で操作を行い、与えられた指示の内容を基に自動でキーボードを入力しています。ですので、この動画ではGoogleドキュメントに詩を書くことを指示していますが、その他の指示を与えることで別のタスクを行ってもらうことも可能です。
HyperWriteは、以前にも同じような作業を自動化した動画をXに投稿しており、ドミノピザを購入するまでの作業をAIが行っている動画を投稿しています!
以前の投稿はこちら!
まだ開発途中で不具合も多いとの事ですが、オープンソース化しており今後ますます加速的な進化を遂げることは間違いないでしょう!
昨今のAIブームの中、Googleが発表した新しいAIが「Duet AI」です。このDuet AIは、Googleワークスペースと連携した作業が可能になっています。
具体的に連携しているGoogleワークスペースを見てみると...
・Google Meet
‐ビデオ通話の背景を生成
‐通話中の内容を自動的にメモ
・Google スライド
‐テキストから画像やグラフを生成
・Google スプレッドシート
‐テキストから複雑な数式を生成
‐データ分類の自動化
・Google ドキュメント
‐短い文から下書きを生成
‐あらゆる言語の文法を自動確認
‐トーンに合わせたライティングの提案
・Gmail
‐瞬時にメールを作成
‐受信トレイの整理
‐メッセージの調整
などをリアルタイムで行ってくれるAIとなっています!
Google関連に特化しているAIですが、現代に生きる人にとってGoogleを使っていない人はいないと言っても過言ではないので、人々の生活に大きな影響を与えるAIになることは確実でしょう!
DuetAIの紹介動画はこちら!
3つ目に紹介するAIは「tldraw」です。
このAIを簡単に説明すると、お絵かきやメモがWebサイトやアプリになります。とてもシンプルです。
tldrawの説明は、実際に見てもらう方が早いと思いますので、こちらの動画をご覧下さい!
「tldraw」は、ホワイドボードに落書きをする感覚で自分の作りたいWebサイトやアプリを描くと、AIが実際に作成してくれるという画期的なAIになっています。そのため、プログラミングの知識が必要ない人でも、直感的なイメージを描いたりコメントを書くだけでサイトやアプリが完成します。
このtldrawは、OpenAIのAPIキーがあれば誰でも使えるという手軽さも相まってSNSで瞬く間に拡散され、世界中の多くの人がtldrawを使ってさまざまなサイトやアプリを作成しています!
また、tldrawのVScode向けアプリが出たり、tldrawの便利な使い方が開拓されていったりと、圧倒的な速度で進化しています。これからは何の知識のない人でも簡単に理想のサイトやアプリが開発できる未来が目の前に迫っています!
tldrawの公式X(旧Twitter)は頻繁に更新されており、最新情報や世界のユーザーの使い方などあらゆる情報が投稿されているので、興味があればぜひご覧下さい!
tldraw公式Xはこちら!
次にご紹介するのは、動画生成AIとして人気を誇る「Runway」です。
画像生成AIは既に多くの種類が登場していますが、動画生成となると数は一気に減少します。そんな中、動画生成AIの中でも特に注目されているサービスの1つがRunwayです。
Runwayの動画生成は、画像から動画を作成する、またはテキストから動画を生成することができます。そのため、自分が動画にしたい画像がある場合は画像を基に動画を作成することができ、イメージしている画像が無い場合はテキストで自分のイメージを伝えることで望んだ動画を生成することができます。
Runwayの機能をすべて説明しているとかなりの長尺になってしまうので、今回はその中でも最近特に話題を呼んでいる機能である「Motion Brush」についてご紹介します!
「Motion Brush」とは、画像内の動かしたい部分を指定することで、指定した範囲のみを動画化することができます。
すこし言葉では伝わりにくいかもしれませんので今回も短い動画を見ていただければと思います!
動画はこちら!
動画を見ていただくと分かるように、非常にリアルかつ正確な動画になっています!
まだまだ新しい機能なので人間などの大きな生き物の動きなど上手く動画にならない場合もありますが、自然の動きや小さな動きであれば既に非常に高い完成度の動画を生成することができます。
また、Runwayは「RunwayTV」というテレビ番組もリリースしています。
このRunwayTVは...
・24時間放送
・全て生成AIで作成した動画
・(基準を満たせば)動画投稿も可能
という、まさに最先端のテレビとなっています。
実際にRunwayTVを見てみましたが、動画のクオリティはピンからキリまで存在しているようでしたので、これから本格的にテレビのようなクオリティに向かっていくのだと思われます。果たしてAIが作る動画がいつ人間が作る動画のクオリティまで到達するのかが気になります!
RunwayTVのPVはこちら!
Amazonも、昨今のAIブームに乗り遅れることなくAIを発表しています。
その名も「Amazon Q」です。
Amazon Qは、企業向けの対話型AIアシスタントとして発表されました。
主な顧客は、Amazonが手掛けているクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」の利用者となっています。約17年分のAWSの専門知識を基にトレーニングされたAIになっているため、AWSに関するあらゆる質問に正確に答えてもらうことができます。また、Amazon QにSlackやGmailなどの外部データソースへのアクセス権限を付与することも可能です。
現状は英語のみ対応しており、月額20ドルからの利用となっています。
Amazon Qはまだまだ発表されたばかりのAIということもあり、多言語への回答や機能の拡張などの今後の動向に期待が集まっています。
OpenAIのChatGPTやMicrosoftのCopilot、更にはGoogleのDeut AIのように、IT巨大企業のAI展開に続く形でAmazonもAmazon Qを発表しました。このタイミングでの発表と、競合AIサービスよりも少し安い月額20ドルという設定からも、他のIT巨大企業と真っ向から勝負を挑んでいるように見受けられます。
Amazonがどのような戦略でAI競争に立ち向かうのか、今後の動向から目が離せません!
Amazon Qの紹介動画はこちら!
今回は、時代の最先端を走るAIサービスを5つほどご紹介してきましたがいかがでしょうか。
既にAIが圧倒的な進化を遂げていることがお判りいただけたかと思います!
今回ご紹介していない中にも画期的なAIサービスはたくさん存在しており、AIが圧倒的な速度で進化していることを日々痛感しています。
日々の生活の中に「AI」が浸透してきていますが、もう少し奥を覗けば更なる最先端のAIサービスを見つけることができます。新しいAIはどれもユニークなアイデアの集まりですので、試しに覗いてみるだけでも十分に楽しめます。
これからもAI関連の情報を発信していきますので、共にAIの進化を見届けていきましょう!
今回の記事では最先端のAIサービスについてご紹介しましたが、その他にもご紹介したいAIサービスは山のようにあります。しかしながら、すべてをご紹介していると時間が足りません。そんな中でも、出来る限り多くのAIサービスやAI関連情報をまとめて知ることができるイベントがあります!
その名も...
このサミットでは、「Web3」と「AI」をテーマに、両領域の専門家やビジネスリーダー、著名人が世界中から集結し、2つの領域の向上効果と展望について深い議論を展開していきます!
今回の記事のテーマである最先端のAIサービスはもちろん、AIに関連するあらゆる最新情報が集結するイベントとなっております!
AIの最新情報について知りたい方や、AI領域の今後の展望、AIサービスに実際に触れてみたいなど、AIについてより深く理解したい、関わっていきたいという方はぜひともご参加ください!
イベントの詳しい詳細やチケットの購入はこちら!
TEAMZ WEB3 / AI SUMMIT 2024 公式ホームページ
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