「Cruise」は、2013年に起業家のカイル・フォークト氏が長年の夢である自動運転車を実現するために設立されました。このCruiseが、ついにアメリカ・サンフランシスコで自動運転車サービスを一般向けに提供開始します。
CruiseはGM傘下の自動運転車メーカーで、Microsoftから20億ドル(約2300億円)規模の出資を受けています。Cruiseの開発する自動運転車は2020年に約124万kmの試験走行を行いましたが、人間による操作が必要になったのは、割合でいうと約4万5898kmにつき1回。また、Cruiseのロボットタクシーサービスを先行体験したユーザーの感想をまとめたムービーも。初めて乗った無人タクシーに興奮気味のユーザーばかりですが、時間が経つとすぐに乗車が退屈になり、中には眠ってしまった人もいます。
フォークトCEOはHacker News上でCruiseの完全自動運転車を用いたタクシーサービスについて「その他のサービスとの違い」を強調しています。「我々の戦略は、設備の整った車両で無人ロボタクシーを展開するために必要な課題を解決し、その後、積極的にコストを削減するというものです。