アメリカ・テキサス州司法長官が、Facebookの顔認識システム構築に使用したユーザーの生体データ収集は違法だとしてFacebookの親会社であるMetaを訴えました。
テキサス州のケン・パクストン司法長官は、Facebookが生体データ収集に関してユーザーからの同意を適切に得られなかったこと、決められた期間内にデータを破棄できなかったことが州法に違反したとのことです。
今回のテキサス州での訴えもイリノイ州と同様の内容であり、パクストン司法長官は「Facebookが何十億回も同意なしに顔認識データを取得したことが州法に違反した」と主張。海外メディア・CNBCによると、「テキサス州では、生体認証識別子の違法な収集、第三者へのそのデータの開示、データの適時の破棄の失敗、生体認証識別子の取得または使用に関する法律の違反ごとに最大2万5000ドル(約290万円)の罰金を科すことができる」とのこと。パクストン司法長官は「罰金の総額は数十億ドル(約数千億円)に上る可能性がある」と公開しています。